まちをつくるひとが紹介するまちをつくるひと

文:中村美香(NPO法人まちづくり学校 理事)

■自己紹介
こんにちは。NPO法人まちづくり学校理事(2代目校長)中村美香です。新潟市西区で有限会社ミカユニバーサルデザインオフィスという小さなユニバーサルデザインのコンサル会社をゆったりペースで行っています。NPO法人地域インフラ研究会(副理事)や新潟商工会議所まちづくり委員会(ユニバーサルデザインを活用したまちづくり分科会)など、少しずつ異なる切り口でのまちづくりにも関わっています。

車いすリフト付きバスを初体験 
新潟市中央区 北陸信越運輸局 
2020/7/21 撮影:中村俊彦
新潟市中央区カミフルマチ 
フーデリック(現在は閉店)
2014/02頃 
撮影:カミフルの酒井幸男さん

■紹介者との関わり
私は今、このイモヅルコーナーの担当デスクとして寄稿者との連絡調整を行っています。私を紹介してくれた成瀬花音さん(No.6)とはまさにこのイモヅルコーナーを通じて出会いました。お電話での段階で新潟に行ってみたいと言ってくれた成瀬さん。ピピピっと通じるものがありました。やましょー(No.5山本翔吾さん)も一緒に?!新潟に来られたら新潟の多様なまち歩きと美味しいものたちで歓待したいと思っています。

美味しいお刺身、待っています! 
新潟市西区真砂 山すいにて 2019/08/10
新潟名物浜焼き 程よく脂がのっています 
新潟市中央区本町 阿部鮮魚店 2017/08/11

■まちづくり履歴
まちづくり学校の事業では、ハード整備に伴う市民参加の場づくりやコミュニティ活動を支える事業、商店街活性化等のスタッフとして関わることも多かったのですが、特に自治体職員向けの研修講師も数多く経験しました。特に全国市町村国際文化 研修所(JIAM)の「住民との協働 によるまちづくり」研修講師を長年担当し、そのおかげでどこに行っても知っている方が一人はいるのではないかと思うほど。同時に全国各地の良さや課題を学ぶ機会となりました。残念ながら近年災害に見舞われた地域の受講生が多いのですが、今も変わらずお付き合いが継続していることは何よりもとても大切で励みになります。
今、はまっているのは、昨年の第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会を契機に誕生した、多様な障がい者が一緒になってまち歩きガイドを行う活動(団体名:にいがたユニバーサルまち歩き)です。様々な障害ゆえにコミュニケーションに苦労をするのですが、あっさりとこの障壁を破壊し明るくつながっていくことができる不思議な結束力に驚きと喜びがあります。まだまだガイドとしては練習が必要ですが、みなさまに披露できる状態になったらぜひ一緒にまちを歩いていただきたいなと思います。

視覚・聴覚・車いす3人1組と新潟シティガイドさんとまち歩きガイド実施 
新潟市中央区 古町花街 鍋茶屋前にて 2019/09/10

■その他
まちづくりのはじまりのようなことがとても楽しいこの頃です。自宅やまちづくり学校事務局の庭仕事も楽しいです。草木をいじっているとご近所の方が声をかけてくれたり、道具を貸していただいたり、とても多くのコミュニケーションが生まれています。その延長で、既存ベンチを勝手に清掃し、その後に座って眺めることやベンチのある風景を見つけることにもはまっています。ウォーカブルなまちづくりにも興味津々です。

寒い冬が去った後、気持ちががふわっとゆるくなるベンチ 
新潟市中央区西大畑公園にて2019/04/13

■次につなげる人の紹介
社会人でありながら新潟経営大学の学生でもある田中洋志さんにバトンを渡します。自分のお店からまちづくりを実践中です。どんな話が伺えるか楽しみです!