イモヅルコーナー No.13 羽賀万起子さん
まちをつくるひとが紹介するまちをつくるひと
文・写真:羽賀万起子 ゆめのき学園代表、ツインズ・トリプルカフェ主宰
■自己紹介
初めまして、新潟市在住の羽賀万起子と申します。現在小学一年生の男女の双子の母親です。
小さな頃から保育者の仕事に興味を持ち、短期大学を卒業後に幼稚園に勤めてからずっと子どもに携わる仕事をしてきました。
仕事というよりも『ライフワーク』の言葉が合うかもしれません。それほど子どもの見せてくれる世界は、子どもの可能性は面白くて魅力的でわくわくします。
現在は新潟市の指定管理事業としてひまわりクラブの管理運営。一時預かりに特化したこども園。そして、今回ご紹介頂いた横野さんとの出会いの場となった多胎支援を様々な形で取り組んでいます。
また2020年のこの6月から『未来の学校がこのような場所であったら。。。』と長年想い描いてきた子どもたちが自ら運営する『イロトリドリ』をスタートさせました。
■紹介者との関わり
横野さんとは多胎支援の取り組みの一つのツインズ・トリプルカフェに彼女が来てくださったのが最初の出会いです。多胎児の親は、妊娠、出産、育児のその特有の苦労から、強い共感を呼びあいます。その中でも横野さんとは、互いの育児、周りの育児について考えるのみならず、未来の多胎育児が少しでもやり易くなるよう、情報が適切に届くよう、様々な話ができる同志のように思えます。また、彼女の広い視点で学び続けるその姿勢には私も多くの刺激をもらっています。
■まちづくり履歴
長年子どもの仕事に携わってきましたが、「この学年までは見たい」「この子が卒業したら。。」となかなか自分がこどもをもつ決心がつかなかった私。
妊娠が分かった時はただただびっくり。そのうえ双子!!!!ずっとよそのお子さんにかけていた愛情を今度は我が子に。。。と仕事を退職し、3年間育児に専念しました。その中で少しずつ多胎支援に取り組み始めます。
子育て中は温かい飲み物を自分の為に淹れても、泣いている我が子をあやしているいる間にすっかり冷めてしまう。そこで「温かい飲み物を温かいまま飲みながらゆっくりして欲しい」というコンセプトをもとににツインズ・トリプルカフェをスタート。 保育園か幼稚園かの選択のみだった自分の子育て期。「育児も自分の時間も大切にした生き方を」という願いを込めて創ったこども園。週に1回、2回と就労関係なく自由に預けられます。
■伝えたいこと、みなさんに知って欲しいこと
そして今、新たな一歩です。「子どもたちの学びたい力、探求心を伸ばしたい」と新潟市西区五十嵐に小さなお家のような学童の場、『イロトリドリ』を始めました。
誰もがみんな一人一人可能性と能力を持って生まれてきます。与えられた物事をこなすこと、周りと同じ様に平均的にできるようにする教育はもうおしまいだと思っています。何かができる、資格がある。。。そんな目に見えた形あるもの以上にどれだけ自分は愛され、自分らしくあるかがその人の一生の幸福感を決めると考えています。
自分の人生を自分で考え自分で選択をしていく。そんな力が身につく。それが『イロトリドリ』です。
■つぎにつなげたい人の紹介
お次にバトンを繋ぐミラプロにいがたの東條さんも子どもの力を信じ常に真摯に目の前のことに全力で取り組む方です。東條さんのプロフィールも興味深いですよ。